NOVEMBER.27.2014

「Yahoo! JAPAN アド・クリエイティブ・ハッカソン2014」サントリーチャレンジ レポート

「Yahoo! JAPAN アド・クリエイティブ・ハッカソン2014」サントリーチャレンジ

2014年11月1日(土)、六本木のヤフー(株)東京ミッドタウンオフィスにて、サントリービジネスエキスパート(株)、ヤフー(株)、I.C.Eの共催による「Yahoo! JAPAN アド・クリエイティブ・ハッカソン2014」を実施致しました。

このハッカソンは、クライアント・クリエイター・メディアが一堂に会し、広告テンプレートの可能性を最大限に引き出すことを目的としたコンテスト。

ウェブ広告の第一線で活躍する若手クリエイターたちが参加し、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」というテーマに挑みました。


会場風景01

参加者は午前10時より制作を開始し、わずか8時間の間に広告クリエイティブを完成させプレゼンテーションを実施。その日のうちに審査員が優秀賞を選出し、表彰式、懇親会を行いました。

課題のキャンバスとなったのは、Yahoo! JAPANのトップページバナー。このハッカソンで選出された作品は今年の年末、実際にYahoo! JAPANのトップページバナーに採用されます。今回の参加者が20代を中心とした若手クリエイターであるということを考慮すると、これはかなりチャンジングな試み。サントリービジネスエキスパート(株)、ヤフー(株)の多大なご理解・ご協力があってこそ実現した企画でした。



■ クリエイティブ・ハッカソン、開幕!

会場風景02

午前9時、イメージソース、エイド・ディーシーシー、カヤック、STRIPPERS、SONICJAM、電通、BIRDMAN、博報堂、ベースメントファクトリープロダクション、ラナエクストラクティブ、ワン・トゥー・テン・デザイン(50音順)の若手クリエイターらによる14チームが揃い、ハッカソンがスタート。

最初にヤフー(株)三和氏より、広告仕様についてオリエンテーションが行われました。

広告テンプレートは、Yahoo! JAPANのトップページで今冬より展開予定の「トップスクロール」(仮)と呼ばれるもの。スクロールにともない、さまざまな仕掛けを展開できるこのテンプレートでは、ユーザーがもっとスクロールしたくなるようなアイデアや、ブランドのメッセージが深く伝わるアイデアが求められます。

つづいて、サントリービール(株)菅野紘樹氏より、今回のテーマである「サントリー・ザ・プレミアム・モルツ」についてのオリエンテーション。

サントリービール(株)菅野紘樹氏

サントリービール(株)菅野紘樹氏

プレミアムなおもてなし・ご褒美のビールとして知られている「ザ・プレミアム・モルツ」。

今回のお題のポイントは、そんなプレモルをより新鮮に印象づけ、いつも飲んでいる方に「年末年始に飲むならやっぱりプレモル」ということに改めて気づいて頂けるような広告に仕上げること。

ブランドのイメージを壊さずにいかにインパクトある広告クリエイティブに仕上げるか、というところに今回のお題の難しさがあります。

その後、I.C.E理事長の木下謙一氏(ラナエクストラクティブ)がスタートを宣言。いよいよ制作がスタートしました。

会場風景03

いざ制作がはじまると、会場は意外なほど活気に満ちたムードに。たった一日でアイデア出しから完成までこぎつけるのは、かなりのプレッシャーですが、フランクな雰囲気の中、活発な議論が交わされていました。とはいえ制作時間の終了間際は、さすがに切羽詰まったチームの姿も見られました。




■ プレゼンテーション、審査会をへて審査結果発表へ

審査員

午後18時をまわり、20分間の休憩をはさんだ後、各チーム5分間のプレゼンテーションを実施。

どのチームが入賞しても不思議はないほど、力作が揃っていました。

プレゼンテーション終了後は、サントリービール(株)の菅野紘樹氏、サントリービジネスエキスパート(株)の重野謙介氏、島田博之氏、ヤフー(株)代表取締役社長の宮坂学氏、ヤフー(株)の野崎勇治氏、内田伸哉氏、PARTYの中村洋基氏、月刊ブレーン編集長の篠崎日向子氏、I.C.E理事長の木下謙一氏ら9名による審査会が行われました。審査会は白熱し、やや時間をおして3つの優秀賞を選出。参加者の注目が集まる中、審査結果が発表されました。



1作目は、SONICJAMチーム「ソニックジャムジャム」。

同チームは、さまざまな感謝の言葉を効果的に用いて、感動的なプレゼンテーションを見せてくれました。

ラナエクストラクティブの木下氏は「今回は全体的に感謝の気持ちを伝える表現が多かったが、その中でもシンプルな表現で、綺麗にプレモルのシズル感に落ちていっていた。モックの完成度も高かったです」と寸評を寄せました。

ソニックジャムジャム、木下謙一氏

ソニックジャムジャム、木下謙一氏

ソニックジャムジャム「途中経過からゴールまで、チーム内でのイメージの共有がしっかりできていました。僕達が大事にしたのは『ハッとするようなものを』ということ。イメージをシンプルに表現できたのが良かったと思います。信頼をおける仲間とベストな結果を出せ、プレミアムなハッカソンになりました。」



2作目は、博報堂チーム「HACKHODO」。

同チームは、ご褒美のビールであるプレモルの価値と、Yahoo! JAPANならではの価値に注目し、一年の締めくくりに相応しい広告を提案しました。

月刊ブレーン編集長の篠崎日向子氏は「この作品が選ばれた理由は、プレモルのメッセージを伝えるとともに、ヤフーさんの特性も生かしていたということ。また年末期の広告ということで、この広告で一年を振り返られるというところが審査員の心を掴みました」とコメントしました。

HACKHODO、篠崎日向子氏 HACKHODO

HACKHODO、篠崎日向子氏

HACKHODO「プレモルの世界観は守りつつ、Yahoo!さんでやる意味というのを大事にしました。もし実際に掲載されることになったら、より一般の人たちに楽しんでもらえるように、チューニングしていきたいなと思っています。楽しいハッカソンでした。」



3作目は、電通チーム「0次会」。

これは、バナー上で"世界一プレモルが飲みたくなるコンサート"が体験できる、インタラクション性のある作品。

PARTYの中村洋基氏は「ああ良いものを見たなぁ、と思わせるバナー広告って、どこかに驚きがあり、それが納得につながるものだと思うんです。この作品は、スクロールするごとに驚きがあり、最後にプレモルで納得する、というギミックが透けて見えて良かったです」と寸評を寄せました。

0次会、中村洋基氏

0次会、中村洋基氏

0次会「制約の中で、いかに直観的でリッチな体験をユーザーに提供できるかを第一に考えました。せっかくの機会でしたので、Yahoo!さんのTOPでこんなこともできるんだ!とクリエイティブの可能性を少しでも広げられるような事例にすべく、メンバーと議論できたのが楽しかったです。プレモルがおいしく頂ける打ち上げに向けて、エキサイティングな0次会になりました。」



最後に、審査員を代表してサントリービジネスエキスパート(株)菅野紘樹氏、ヤフー(株)代表取締役社長の宮坂学氏より講評の言葉を頂きました。

菅野氏「今回はヤフーさんにトップページのバナーをご提供頂き、あえてコーポレートブランドをテーマとする広告にチャレンジさせて頂きました。これから優秀賞作品の中から作品を選出し、年末に向けて広告をつくらせて頂きます。今日は皆さん、一日中プレモルのことを考えて頂き、かなり飲みたいという気持ちが高まっていらっしゃるのではないでしょうか。ぜひ、それぞれの特別な時にザ・プレミアム・モルツを。今後とも宜しくお願い致します。」

ヤフー(株)宮坂学氏

ヤフー(株)宮坂学氏

宮坂氏「皆さん、お疲れさまでした。今回のような広告表現のハッカソンは初めてだったのですが、審査員の席上でクライアントさんや広告のエキスパートの方々、僕らメディアが一堂に会するという体験させて頂き、とても刺激になりました。僕ら媒体はクリエイターの皆さんにキャンバスを提供するわけですが、もっとクリエイターの皆さんの才能と情熱を解き放てるようなキャンバスを提供していかなければ、と思いました。そういったものであれば、結果としてクライアントさんのブランドを正しく、美しく届けることもできると思います。今日はこの後に懇親会がありますので、ぜひヤフーのスタッフに、クリエイターの皆さんの要望を伝えてください。これから、皆さんと一緒に媒体をつくっていきたいと思いましたし、それができるのがインターネットのいいところだと思います。今日はありがとうございました。」

集合写真 閉会後01 閉会後02

今回のハッカソンで入賞した作品は、この日よりサントリービジネスエキスパート(株)にてさらに審査を重ね、厳選された1作品が2014年12月26日から31日まで、Yahoo! JAPANのトップページを飾ります。

たった一日のハッカソンでしたが、クオリティの高い作品が多数生まれ、広告表現の可能性を探るという意味でも、クライアント・メディア・I.C.Eによる初の試みとしても、大きな一歩を踏み出せたのではないでしょうか。今年の年末は、ぜひYahoo! JAPANのトップページにご注目ください。