2018.10.17 PRESS

PRESS RELEASE

制作プロセスを横断的にマネジメント
誰でも使える共通の「制作プロセスマネジメントハンドブック」を公開

 

「Japan Digital Creativeのプレゼンスを世界最高水準に高める」ことをミッションとして掲げる一般社団法人I.C.E.(Interactive Communication Experts|呼称:アイス|URL: /)は、この度、制作プロセスを横断的にマネジメントするためのガイドラインとして、全体的な業務フローをまとめた「制作プロセスマネジメントハンドブック(2018年6月版)」を策定いたしました。

 

デジタルコンテンツはWEBサイトだけでなくTVや屋外、交通、イベントなど様々なメディアへ連動した展開を念頭に企画・制作されます。成果物はメディアごとの専門スタッフによって制作されることが多いと思われますが、企画や制作方針など主要な判断や撮影、仕上がりの確認はメディアを横断して行われることが望ましいです。俯瞰した制作プロセスのマネジメントが時間的にも予算的にも効率を上げ、高いクオリティを保ちます。

そこでI.C.E.は、メディアを超えて横断的に制作プロセスをマネジメントするためのガイドラインとして全体的な業務フローをまとめ、WEB制作におけるフェイズごとの詳細や留意したいポイントをハンドブック(*1)としてI.C.E.オフィシャルサイト内にて、この度公開いたしました。また、WEB制作以外の分野は制作フローチャート(*2)として提示しています。

制作プロセスのマネジメントは判断を仰ぎ判断を下すタイミングが重要です。こうした意識がデジタルコンテンツ制作に関わる発注主・制作者すべての方々にとっての共通認識となり、業務効率改善が進むことを願います。

 

*1.「制作プロセスマネジメントハンドブック(2018年6月版)」

具体的な内容については以下をご参照ください。

 

*2.「制作フローチャート(2017年版)」

制作フロー全体を各段階に分け各作業のステップを踏むタイミングや注意事項を付記しております。この提示によって発注主・制作者共に共通認識の元、制作を進行することを可能としました。

 

▼制作プロセスマネジメントハンドブック(2018年6月版)概要

 

制作プロセスを、I.企画、II.設計、III.制作、IV.運用の4段階に分け、それぞれのフェイズで発注主および制作者双方に発生する詳細なタスクと必要なアウトプットの工程と、それにかかる日数の目安をまとめています。発注主および制作者双方が制作過程において、どのような判断を行い、共通認識を作り上げ、ものづくりを完成させるに至るか、具体的にイメージを深めることができます。

 

概要URL:/support/process.html

ダウンロードURL:/support/file/ICE_processmanagement_1806.pdf

 

 

 

■I.C.E.(Interactive Communication Experts)とは

I.C.E.(Interactive Communication Experts) は、デジタル領域を中心に、クリエイティブや最新テクノロジーの活用によるコミュニケーションデザインを得意とするプロダクションやエージェンシー19社による、一般社団法人です。

年々、インタラクティブデザインの需要が高まりを見せる一方で、制作サイドにはより高度な技術と専門性が求められ、プロダクションは研究開発や人材の育成、受発注基準や制作基準の確立などといった課題を抱えています。I.C.E. のミッションは、「インタラクティブコミュニケーションでグローバルにおけるJapan Digital Creativeのプレゼンスを世界最高水準にすること」。アライアンス構築を根幹に、若手人材の教育と育成、企業のデジタルシフト支援、海外進出を見据えたデジタルマーケティング活動の支援、そしてプロダクション間の交流を通し、経営問題に有効なソリューションを生み出していきます。

具体的な活動として、この度リリースされた「制作フローチャート(2017年版)」「制作費見積書(2018年1月版)」の作成など業界スタンダード構築のための活動、若手インタラクティブデザイナー・プログラマーの発掘と育成、新たなクリエイションの創出を目的としたハッカソンスタイルのワークショップ「INTERACTIVE CREATION CAMP(2014年)」の主催など業界発展に貢献する活動、人材育成のためのリクルートセミナーの実施、業界貢献している会社間の情報共有を目的とした「I.C.E. BREAKER」「I.C.E. CREATIVE LOUNGE」など交流会の実施のほか、様々な取り組みを行なっております。

これらI.C.E. の活動は、ひいてはクライアントのニーズに応えることにつながり、クライアントとプロダクションが安心して受発注できる環境づくりにも寄与すると考えております。

URL: https://i-c-e.jp/