一般社団法人 Interactive Communication Experts(以下、I.C.E.)は、2025年12月9日に『第13期 定時社員総会』と第14期 懇親会を開催いたしました。
第13期 定時社員総会はオンラインとオフラインのハイブリッドで開催され、各委員会を担当する理事と希望する加盟社の代表が参加しました。松岡芳弘理事(総務PR委員会委員長・株式会社東北新社)の司会のもと、第13期の決算報告、各委員会による第13期の活動報告と第14期の活動と予算の計画について発表がありました。
第13期決算報告
冒頭、開会の辞として今期(第14期:2025年10月1日〜)新理事長に就任した遠崎寿義理事長が挨拶しました。
「この度新理事長に就任した、ザ・ストリッパーズ株式会社の遠崎です。副理事長には株式会社フォークの佐藤剛理事、株式会社D2Cの山口浩健理事も新たに就任し新体制となりました。どうぞよろしくお願いいたします。I.C.E.が設立された十数年前から変化し、現在、多くの会社がデジタル技術を有している状態となり “デジタルクリエイティブ業界” ってどういう人たちの集まりなんだろう? と、認知が薄くなってきていると感じています。ウェブサイトやアプリ、サービスはもちろんのこと、万博のパビリオンなど私たち業界の仲間が数多く活躍していることが伝わりきれていないなとも思っております。そういった中で業界団体として、業界の魅力を伝える活動や、成長を続けるための取り組み、働き続けられるようにするための活動などに取り組んでまいります」(遠崎)
続いて、2024年10月1日~2025年9月30日の第13期決算書について、久山和宣監事(株式会社ベースメントファクトリープロダクション)より報告がありました。この決算書は事前に加盟社からのメール投票にて承認を受けていますが、改めて貸借対照表、財産目録、収支計算書、正味財産増減計算書についての説明がおこなわれました。
久山和宣監事(幹事・株式会社ベースメントファクトリー)はオンラインより参加、「活動が活性化したことにより13期の支出は増加していますが、2年前の11期の支出推移と比較すると一般社団法人としてはきちんと活動に使っていけていると評価できる」と述べました。
第14期の組織図と加盟・協賛企業
第13期の活動報告と第14期の計画発表
▼理事会
8〜12月は毎月、その他は隔月で定期理事会を開催しています。そこでは、各委員会の活動報告や新規入会社、他団体との協力・協業についての審議等をおこなっています。その他、社員総会の開催、I.C.E.の課題や来期の施策を検討する理事会合宿を毎年9月に開催しています。
13期は理事選挙をおこないました。14期は引き続き、社員総会の運営、理事会・理事会合宿の議事進行をおこなっていきます。また理事長・副理事の新体制となったことを契機として、新施策について検討していきます。
▼マネジメント委員会
各社の経営層やマネジメント層、管理部門のメンバーから募ったマネジメント委員で活動しています。毎月委員会を開催し、隔月と頻度高く「マネジメントサロン」を開催しています。四半期ごとに開催される取締役以上の役職者を対象とした経営の悩みを打ち明ける場「経営者サロン:ぶっちゃけ酒場」では、入会検討中の企業様をご招待しI.C.E.を紹介する場としての機能を果たしています。さらに「クリエイティブ業界のキャリアプランを考える」をテーマにしたアンケート調査も実施、13期はOAC様からも回答を得られ、業界団体連携の試みを果たしました。2025年9月には「~奪われるか、ともに創るか。選ばれるクリエイターへの第一歩~『AI時代のキャリア戦略』」と題したマネジメントセミナーも実施しています。さらに2025年5月と6月には、株式会社コンセントが中心となり、新たに「合同研修」を実施。中堅のデザイナーのキャリアを考える研修を3日間にわたって実施しました。
14期は13期の活動を踏襲しつつ、新たに「バックオフィス会」を企画しています。
13期は「現場スタッフのコミュニケーション」「制作ナレッジの共有」「制作スキルアップ」を目的としてI.C.E.会員に対してナレッジシェアや会員社の若手の育成を促す活動として、外部講師会とオープンイベントICL(I.C.E. Creative Lounge)を実施しました。また、I.C.E.認知拡大とリクルーティングの目的で、東京学生広告研究団体連盟と連携した合同就活セミナーも2025年5月におこないました。
14期、「クリエイティブ人材育成委員会」は「人材育成委員会」へと名称を変更します。理事選挙後の新体制に伴い、人材育成委員会委員長に株式会社ワンパクの阿部淳也理事が着任、より各社の人材育成に役立つ活動を目指し、CESやカンヌライオンズの「報告会」、I.C.E.内でナレッジ共有をおこなう「加盟社講師勉強会」、業界内の著名人をゲストに招いた「外部講師勉強会」を実施予定、前期より頻度を高くし全7回の開催を企画し、活動活性化を図ります
ビジネス委員会では、業界の新たなスタンダードを確立すべく、発注者と制作者が相互にスキルアップを図りながら、より高品質なデジタルプロダクトを創出できる持続可能な制作環境の実現を目指し活動しています。13期の大きな取り組みとしては、2年ごとに改訂されている業界ガイドブック「広告制作料金基準表 アド・メニュー’26-“27(宣伝会議 書籍編集部|2025年9月発行)」の改訂を支援したこと、広告4団体にI.C.E.が加わった広告5団体による「広告制作プロセスマネジメントハンドブック」の改訂でWEB編の制作を担当したことで、後者では広告5団体合同のセミナーを11月に実施しました。これらの成果物は、各社から参加する委員会メンバーの月1回の活動や適宜実施した分科会にて取り組んできた結果です。
14期、「ビジネス委員会」は「制作委員会」へと名称を変更。踏み込んだ議論をおこなう活動はもとより、さらに制作に役立つ活動へと進化させていきます。今期は「AIとの付き合い方」をテーマにし、制作プロセスに沿った生成AIの活用Tipsやリスクマネジメントの共有をはじめ、部署や役職に関係なく活用ノウハウを学んでいきます。ご参加いただく委員のみなさんには、業界の「新しい働き方」を自らつくり上げる経験を得られる機会になると考えています。
総務PR委員会では、社員総会の運営、定款の再整備、理事会・理事会合宿の議事進行、レポート作成/Webサイト・SNS更新/リリースの作成・配信をおこなってきました。加えて13期は理事選挙を実施。レポート作成においては、マネジメント委員会のキャリアセミナー、人材育成委員会による「I.C.E. Meet & Greet」「I.C.E. CREATIVE LOUNGE」「I.C.E. 外部講師会」「合同就活セミナー」の各種レポート、制作委員会の「広告制作プロセスマネジメントハンドブック合同セミナー」や「Webアクセシビリティ(12期)」の活動レポート、その他、U35プロジェクトや総務PR委員会、U35プロジェクトのレポートを作成し発信してきました。また、I.C.E. Webサイトの一部改修作業もおこなっています。
14期も引き続き、I.C.E.の活動に関する情報を内外に適切に発信し、理解を深めるための広報活動やコミュニケーションサポートをおこなっていきます。今期は改めて「発信!」を念頭に、Xを運用開始していきます。ぜひフォローお願いします。
U35プロジェクトは35歳以下のI.C.E.加盟社の制作現場メンバーのみで構成され、主にU35 Creative & Communication Awardの企画・運営を共催する日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構(DMI)のU35メンバーと協力し行っています。3回目の開催となる今年は、サンリオ社から課題を提供いただき、1課題に対しては最多の企画が集まりました。また、今年からは会員社の若手社員を対象に、社外の同世代との交流を深める目的で、ワークショップ形式のイベントを実施しました。
14期は13期活動を踏襲しながら、交流会ではより多くの方に興味を持っていただけるよう募集方法や社内への参加働きかけの検討をおこない、アワードのでは運営方法の改善と応募数増加を目指した新規施作の検討をDMIメンバーと協力しておこなっていきます。
その後、第14期の予算について松岡理事より説明があり、各理事からひと言ずつ挨拶をした後、閉会の挨拶を副理事長の佐藤剛よりおこない、定時社員総会は終了しました。
「各委員会からの報告にもありましたとおり、前期も熱心な活動のおかげで有意義な知見の共有だったり、新しい繋がりができた一年だったと思います。この一年を通して、I.C.E.は活動に参加することによってその真価が得られる場所だと改めて感じておりまして、今後も生成AIを中心にめまぐるしく変化していく環境のなかで、一社だけでは解決できない課題に共に取り組むことによって、業界全体の価値を上げていけるのではないかと思っております。委員会に入っていない加盟社の皆様はぜひ委員会にご参加いただき、第14期もより活発な一年にしてまいりましょう」(佐藤)
第14期の理事には、新たに、マネジメント委員会の活動に尽力されてきた株式会社コンセントの田代信行理事と、第12期をもって理事を退任ながら人材育成委員会で陰ながら活動を支えられた株式会社キラメキの石井義樹理事が再任。
佐藤剛副理事長とともに新たに副理事長に就任した山口浩健副理事長は都合により欠席させていただきましたので、下記にてご挨拶と替えさせていただきます。
「副理事長となる14期はこれまで以上に、各委員会、U35プロジェクト、セミナーやイベントなどの活動を通じて、I.C.E.並びに業界の発展に貢献してまいります。よろしくお願いいたします」(山口浩健副理事長・株式会社D2C)
100名を超える参加者が集った懇親会
冒頭、遠崎理事長による開会宣言の後、日本広告業協会 制作取引委員会委員長で、株式会社電通 広告電通賞審議会 事務局長の沼澤忍氏よりご挨拶がありました。
「今日は『広告制作プロセスマネジメントハンドブック』のお礼を伝えに参りました! 今回の改訂でWEB編を新たにつくることになり困っていたところI.C.E.に大変お世話になりました。また、I.C.E.からも選考委員として参加いただいいる広告電通賞にも、ぜひご応募ください」(沼澤氏)
懇親会の合間には、11月の新規加盟社のひとつである株式会社ツルカメの森田雄氏からのご挨拶もありました。
「ツルカメは2026年で設立16年の情報アーキテクチャ、UXデザイン、アクセシビリティの専門家です。遠崎理事長からのお声がけで、人材育成のプロジェクトなどでI.C.E.の活動を知り、私たちの知見の共有をさせていただけるのではと思っています。情報デザインなど得意なことはあるものの、実は “ぼっち力” も高く、自分が受賞したイベントでポツンとしていたこともありますので(笑)、ぜひ話しかけていただけますと幸いです」(森田氏)
取材・編集/清野琴絵|Kotoe Seino