2021.01.29 PR委員会 EVENT REPORT

ポストコロナに向けたクリエイティブのこれから

一般社団法人Interactive Communication Experts(I.C.E.)は、2020年12月8日、オンライン形式にて、第9期定時社員総会を開催しました。前期(第8期)は、コロナ禍における企業・労働環境の激変と、それに伴うマネジメントやコミュニケーションの見直しが求められ、また各種イベントの中止が相次ぎました。そうした大きな状況の変化の中で、来期についての展望を模索しました。その様子をレポートします。

I.C.E.はJapan Digital Creativeのプレゼンス向上を目指します

I.C.E.は、インタラクティブコミュニケーションを主軸とする制作プロダクション9社によって、2012年10月に設立された一般社団法人です。Interactive Communication Experts = I.C.E.(アイス)という名前には、エキスパート集団として日本のクリエイティブを世界へ向けて発信していきたい、という想いが込められています。個性あるプロダクションの力を結集し、最大限にパフォーマンスを発揮できる、魅力的な環境作りを目指しています。

I.C.E.の組織図は上記の通りで、来期も変更はありません。

会員各社の委員からの報告をお知らせします

▼マネジメント委員会より

「今後はリモートワークへのシフトを、どのように前身させていくのかが重要になるのではないか?」

<第8期(2020年度)活動内容>

1. 労働環境実態調査アンケート
定点調査として毎年12月に行ってきた労働環境実態調査アンケートですが、コロナ禍における初の繁忙期ということもあり、年明け以降に延期することになりました。

2. 参加各社の労務・労働環境における各社の問題と取り組み共有会の実施
昨年に引き続き各社が抱える問題とそれに対する解決策、取り組み内容を共有する会を実施(計画年休、勤務間インターバル制度、リモートワークなど)

3. 経営者・マネジメント向けセミナーの開催
アンケート内容の結果から、新規加盟社を増やすため外部の方をターゲットとした、経営者・マネジメント向けサロンの実施を予定していました。しかし、こちらもコロナにおける中止を余儀なくされました。そこで、ステイホーム期間中に経営者と現場向けに、リモートワークでの働き方についてアンケートを行いました。その結果を元に、7月31日にオンラインイベントを実施しました。

「経営状況及びリモートワーク実施状況に関する緊急アンケート」の結果を元に、ポストコロナ時代の「会社のあり方」「新しい働き方」に対応するには、何を考え、どう対応していくべきか、「ポストコロナ時代の働き方について考える」をテーマにオンライン上にてトークセッションを行いました。 I.C.E.として開催した初のウェビナーとなりましたが、LIVE配信で約400名の方に視聴いただきました。今後のイベント開催のノウハウ構築に貢献できたと考えています。

第9期は、経営者向けに、経営状況・働き方定点調査、経営者同士の情報交換交流、オンラインイベントの開催。スタッフ向けに、働き方定点調査、制作現場の興味関心データをを取得・公開、各社で使っているツールやプロセスなどを紹介・共有するオンラインイベントの開催を予定しています。

▼人材育成委員会より

第8期は、外部講師会、特定ジャンル交流会を引き続き継続し、昨年まで行っていたI.C.E. BREAKERの代わりに、会社紹介LT会+懇親会を通常より大きめの規模で開催を予定しましたが、コロナのためリアルイベントは全て中止、オンラインでの外部講師会1回のみの開催となりました。第9期は、基本的にオンラインでの開催を予定。人材育成セミナー、プロデューサー育成有料研修、PM育成有料研修を全3回実施予定、開発ディレクター座談会、1〜2回の外部講師会、バックオフィス&広報座談会、加盟社紹介LT会を予定しています。

▼クリエイティブ委員会より

2020年2月26日、I.C.E.×CINRAのリクルーティングイベントを予定していましたが、コロナの影響で中止となりました。来期の(2021年)2月にもCINRAとのイベントをオンライン形式で開催予定です。インターンをパッケージ化した育成枠を設け、I.C.E.が受け皿となり、会員各社に打診することも検討しています。

第8期のI.C.E. Creative Lounge(略称ICL)は、SXSW(サウスバイサウスウェスト)やカンヌライオンズの開催が相次いで中止となり、年3回開催予定のラウンジイベントは1回のみとなりました。今後、当面はオンラインでの開催を見据えて、他団体や他イベントとのコラボも検討しています。

▼ビジネス委員会より

制作ガイドラインのアップデート、全体的な内容点検、見積書式廃止、見積項目の精緻化などについて広く知見を集めたいので、全会員社から委員を募ります。参加か不参加のいずれかを必ず表明してください。ご負担に感じられる場合もあろうかと思いますので、無理強いすることはございません。

制作フローチャート見積書式を策定した当初は、各社の委員が知見を持ち寄り、生々しい実態を話し合うことで委員会が情報交換の場所として非常に有意義でした。コロナ禍によって経営環境や制作環境に大きな変化が起こっている今、改めて現状の共有と今後の方針づくりにつながる、活発な議論の場となることを目指します。

▼PR委員会より

第8期は、I.C.E.サイトのリニューアル時の不備を解消、過去のイベントレポートの追加、制作フローチャートの改訂を行いました。さらに、I.C.E.×CINRA採用イベントの告知、経営者・マネジメント&現場スタッフの働き方アンケート及びオンラインセミナーの対応をしました。

第9期も引き続きサイト更新を行い、各レポートのWEB公開への対応、各委員会の活動に応じて実施するプレスリリースの作成を予定。21年度の新たな施策アイデアに合わせてPRを強化していきます。

▼総務委員会より

第8期は、加盟会社拡大に伴う、団体規模拡大を見据えた法整備を中心とした取り組みに注力し、総会準備進行、役員変更登記手続、出張旅費規程の施行などを行いました。第9期は、I.C.E.規約、理事及び監事選挙規定の見直し、懇親会に代わる会員イベントの開催を予定しています。また、会員向けの特典であるGoogleドライブの利用を促進していきます。

▼理事長の挨拶

今年も大変お世話になりました。本来2020年はオリンピック・パラリンピック開催される予定で、クリエイティブ産業は大きく飛躍する年だったかと思います。それが、コロナにより、社会や会社・仕事への取組み方、クライアント、スタッフとの向き合いなどコミュニケーションが今までにない変化をむかえる年になりました。そのような難しい状況下の中、ご協力いただきました会員社様、関係各位には心より御礼申し上げます。

こういう時だからこそ支え合える、また、情報共有ができる我々のような団体が必要だと感じています。来年は新しい手法、考え方で団体としての活動を可能な限り行えたらと考えておりますので、これまで以上に、情報共有、コミュニケーションを活発に行いながら、皆様のご指導、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

I.C.E. は第9期も、制作体制の整備や人材・情報交換を通して業界とクリエイティブの底上げを図っていきます。幅広く会員を募集していますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

お問い合わせはこちらまで:
jimukyoku@i-c-e.jp (担当:牧野・池田)

取材・文/川瀬拓郎|Takuro Kawase